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AneCanニュース

【プレママ・ママ】 2016:07:28:23:00:41
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今どきのワーキングママって、どんな日常を送っているの?仕事と子育ての両立は、どのようにしているの?そんな気になるママライフを、ひも解いていく本シリーズ。

第3回にご登場いただくのは、内資系コンサルティング会社にお勤めの野口光さん(37歳・3歳の男の子ママ)。

コンサルタントとして日本全国を飛び回りながらも、家庭も円満、いつも美しく笑顔が素敵な野口さんのリアルなライフスタイルに迫ります。

野口さんの仕事にかける情熱と、ワーキングママの立場を冷静に分析する力、仕事と家庭、そして育児を両立するポイントは、今後結婚・出産を考えている働く女性必読です!


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■ 最初の就職から現在までのお仕事と私生活の遍歴を教えて下さい!

学生時代からコンサルタントの仕事に興味があったのですが、最初に就職したのは銀行系のシンクタンクでした。

5年勤めた後に、先輩のお誘いで転職しコンサルタントの仕事に就くことになったのですが、最初の仕事で培った専門性がとても役に立ちました。
現在は内資系のコンサルティング会社に在籍して7年目になります。

いまの会社に転職したタイミングで結婚をしたのですが、子どもを持つのは社内での自分の立場を確立してから、と決めていました。

ある程度、仕事での成果を出せるようになり、上司や同僚との関係性も築けたな、と感じたタイミングで出産。結婚3年目のことでした。

仕事に復帰したのは息子が生後10か月のとき。
育休前はクライアント先に出向いて働くプロジェクトワークが中心で、夜遅くなることもありましたし、海外出張もこなしていました。

復帰後は、自分の裁量である程度時間の融通がきく自社ワークのプロジェクトや営業の仕事を中心に活動しています。


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■ 時短などの会社の制度は利用していますか?

コンサルタントの仕事は裁量労働制なので時短制度がないんです。
ただ、夜遅くまでは働くことができないので、みなし労働時間と年俸を調整して契約をしています。

待遇面は、部下をマネジメントする立場で考えてみると、制約無く働いている社員と、子持ちで夜は働けない社員をまったく同じ扱いにするのは難しいのは当たり前ですし、他のコンサルティング会社の方からも「恵まれているよね~」と言われているので、今のところ不満はないです。


■ ママが働くことについて職場の理解はどうでしょう?

私自身、子どもの有無に関係なく、仕事で役にたつ人間になることを心がけているので、ワーママだということをあまり意識していないのですが...
ママが働くことのへの理解については、ある人とない人がいるのは事実です。

例えば、過去に子持ちの部下がいたかどうかや、話をするときの雰囲気でも、理解のある・なしは何となく判断できるので、一緒に仕事をする相手をある程度は選んで、できるだけ気持ちよく働けようにしています。

職場の環境を調整できるのは私の会社ならではの利点かもしれませんが、それもキャリアが長ければこそ。
働きやすい環境が作りやすくなる出産のタイミングを図ることも、仕事と家庭を両立するポイントの1つだと思っています。

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■ 勉強になります...ではご主人の理解はいかがですか?

ありがたいことに全く問題なく応援してくれています。夫とはシンクタンクで働いていた頃に知り合いました。
7年間、友人としてお付き合いした後に、1年間の交際をへて結婚したのですが、一緒にいる期間が長いこともあり、私のことをとてもよく理解してくれています。

主人は、今は外資系コンサルティング会社にいて同じ職種なので悩みをわかってくれることも心強いです。
1つのクライアントさんをめぐってライバル同士になることもあるので、自分の不利益になることは夫婦間でも秘密です。

そうそう、同じコンペで戦っていたこともありました。
そのときは夫が勝ったのですが、あとから「やっぱりあの仕事してたんだね」なんて驚いたことも。
同じ職種ならではのエピソードですよね。


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■お互いお忙しい毎日だと思うのですが、家事や育児の分担はどうされていますか?

育児の分担はほぼ半々です。
家事については朝食の用意が夫の担当。
休日にご飯を作ってくれることもあるのですが、アクアパッツァや鶏の香草焼きなど凝った料理が得意で、私より上手かもしれません。

掃除や洗濯、買い物や夕食の用意など、日々の家事はできるだけ私が担当するようにしています。

遠方だということもありますが、お互いの両親を頼ったことはほぼなく、出産時にも里帰りはしませんでした。
よい関係だからこそ、それを崩したくないし、心配をかけたくなくて...頼るほうがストレスになってしまうタイプなんです。

そのぶん、月に1度は家事代行業者に細かい掃除などをお願いしたり、仕事でどうしても...というときにはシッターを利用したり。
プロのサービスは積極的に使うようにしています。


■ プロのサービスを利用する、というのは家庭と仕事の両立の上でひとつのポイントですよね。

時間をお金で買う感覚ですね。普段保育園で頑張ってくれているぶん、休みの日はできるだけ息子と一緒に家族の時間を楽しみたくて。

休日は息子が最優先です。
最近ではゴールデンウィークに台北旅行にでかけたり、東京おもちゃショーや野球観戦に行ったりしました。


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■他になにか、両立のために心がけていることはありますか?

できることも、できないことも、はっきり言うことが大切だと思います。
仕事をする上で、子どもがいることを積極的にアピールすることはありませんが、夜は遅くなれないことや、長期出張ができないことは、はっきり伝えるようにしています。

反対にできることもはっきり伝え、制約がある中でも120%の力を発揮するように心がけています。

国内出張は月に数回。始発で大阪や福岡に出向くこともあります。
行く先々で息子に新幹線グッズなどのお土産を買うことも密かな楽しみです。

息子の好きなドクターイエロー(線路の不具合などをチェックする点検車両。走行時間は一般公開されていないため滅多に見ることができない幻の新幹線。黄色い車体が鉄道ファンの間で大人気。)を見つけたりすると、ちょっとテンションがあがります。



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■ ドクターイエロー!羨ましいです!
ところでいま、できないこと...というお話が出ましたが、お子さんがいることで、「もっとできるはずなのに...」などのジレンマを抱えることはありませんか?

子どもがいることが原因で悩むことはありません。
たしかに多少、仕事の制約があるのは事実です。海外出張はできませんし、国内出張は頑張っても1泊が限界。
けれどそれが自分の仕事の足を引っぱっているとは思いません。


■ 両立をするうえで、辛かった経験はありませんか?

忙しさのピークにいたときには、毎日のように自宅に仕事を持ちかえって深夜まで作業をしていました。
すると夫も忙しく頼れる状況ではない中で、息子に寂しい思いをさせてしまっていたせいか、夜中に何度も起きて泣きついてきたことがありました。
そうは言っても息子には申し訳ないけれど仕事の手は抜けないし。

ほぼ睡眠時間ゼロなんてこともありましたが、なんとか契約更新を乗り切りました。
どう乗り越えたかですか? うーん...「気合い」です(笑)

私にとって仕事とは自分を鍛えるもの。
辛いとき、苦しいとき、それを我慢したり乗り越えたりすることで視野が広がる瞬間があります。
それが本当にうれしい。仕事にも息子にも、日々鍛えられているなぁと感じています。



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■ 本当に素晴らしいです...
家庭が円満でかわいらしいお子さんがいて、やりがいのある仕事を持っている。
もちろん野口さんの努力があってこそなわけですが「すべて持っている人」という意味で周囲からのやっかみを受けることはありませんか?


そういう声はあまり意識していません。自分では「すべて持っている」とはまったく思っていないし、仕事も子育ても、まだまだだと感じることもたくさん。
もっと余裕を持てたらいいのに、と思うことばかりです。

学生時代からの趣味を通じて知り合った友人たちは、出産後に家庭に入っている子も多いのですが、いまでもお付き合いが続いていて。彼女達からも本当に多くの刺激を受けています。
まず育児に関する情報量が半端じゃない! 色々教えてもらうことばかりです。

彼女達は生き方の違う相手に対する接し方、とくに色んな立場の女性に対する接し方のさじ加減が素晴らしい。
私は働くとなると完全に仕事モードになってしまうので、彼女達がいなければママ友はひとりもいなかったかもしれません。


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■ 続いてちょっとAneCan的な質問を...
出産の前と後で、ファッションや美容についての変化はありましたか?

仕事でのファッションはあまり変わっていないないです、スーツはUNTITLED、シューズはMODE ET JACOMOを愛用しています。

プライベートでは動きやすい服になりました。
汚れてもいいように、UNIQLOやnostalgiaなどでリーズナブルだけれどツボを押さえたアイテムを探しています。

あとは、ワンピースを着る機会が減って、デニムの出番が増えました。現在はAGやLevi'sを履いています。
スキンケアについてはあまり変わらず、ヘレナルビンスタインの基礎化粧品を使っています。


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トップス/ivory court
スカート/BANCELE BILLET
時計/ROLEX
指輪/Cartier
ネクレス・イヤリング・バック/Poem

通っている美容室は銀座のRamie、スタイリストは加藤貴大さんです。
もう5、6年お世話になっているので安心してお任せできます。
色は明るくせず、長さはまとめられる長さのセミロング。ストレートが定番です。


■ リフレッシュのために何かしていることはありますか?

ピラティスが好きで、週に1度通っています。趣味が高じてFTPマットピラティスインストラクターの資格を取り、毎年講習を受けています。
スポーツが好きなので何かスポーツ系の資格が欲しかったことと、将来的にプラスになるかな、という思いもあって。

40代後半くらいになって息子の手が離れたら、ダブルワークをしても楽しいかな?と考えています


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■ 出産後もご主人とふたりの時間を持つことはありますか?

ありません。記念日などの外食も、息子と一緒にしか行かないです。
普段一緒にいられないぶん、休みの日は息子との時間を大切にしたいという気持ちは夫とも一致しています。

外食はキッズウェルカムでホスピタリティの高いホテルが定番。
最近はアンダーズ東京やアマン東京に行きました。いろいろ開拓するのが楽しいです。


■ では、出産前にしておいてよかったことはありますか?

ひとり海外旅行はしておいておかったです。
ヨーロッパやバリ、シンガポールなどいろいろな場所に行きました。
出張ついでに街を散策したり、ローカル電車に乗ったり。
夜のカフェでボーッとするのも楽しかったなぁ。

いちばん好きなのはオーストラリアのメルボルン。
街並や建物がとても美しいんです。いまは日本でもひとりで歩いたり、ボーッとしたりする時間はないので、もっとしておけばよかったかな。


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■ 最後に今後の豊富と、これから結婚・出産を迎える働く女性へのメッセージをお願いします!

コンサルティングの仕事にはやりがいを感じているので、これからもずっと続けていきたいです。
第二子ですか?決してネガティブな感情はないです。
もし恵まれるのなら、ポジティブに受けとめる心の準備があります。


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これから結婚・出産を迎えるかたへは...ライフステージの変化とともに仕事を続けることが困難に感じることもあるかもしれませんが、なにもせずに辞めるのはもったいない。

もちろん、権利を主張するには工夫が必要で、きちんと仕事をすることや、周囲との信頼関係を築いておくことが前提ですが...

自分の希望する働き方、理想とする仕事の仕方をきちんと交渉してみる。
ダメならダメでお互いの妥協点を見つけることも大切です。

とにかく、いま働いていること、がんばっていることは決して無駄じゃないと伝えたいです。

■ 力強いメッセージ、どうもありがとうございました! 


【今どきワーキングママの実態 バックナンバー】


・【vol.2】出産をきっかけに週2勤務に。仕事もプライベートも120%充実ママ 

・【vol.1】産後の夫との不仲を乗り越えて...変化を楽しむインテリママ








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